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ニリンソウ

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植物名:ニリンソウ

学名:Anemone flaccida
英名:Soft windflower
和名:ニリンソウ(二輪草)、フクベラ、ガショウソウ、コモチグサ(子持ち草)
科名:キンポウゲ科
属名:イチリンソウ属(アネモネ属)
原産地:日本、中国東北部、サハリン

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ニリンソウの特徴

木陰や草むら、林の中など、半日陰の落ち葉が厚く積もった湿気のある場所に、早春に白い小さな花を咲かせるニリンソウは、本州から九州にかけて見られる春を代表する山野草の一つです。

羽のような切れ込みがたくさん入った柄のない苞葉3枚を付けた茎から2〜3本花茎をのばし、それぞれの先端に花径2cmほどの小さな花を咲かせます。 二輪咲かせることが多いのでニリンソウと名づけられていますが、3輪のこともあり、花も同時に咲くのではなく、時間差を持って開花するので、花茎の長さに差が出ます。

ニリンソウの白い花びらに見えるものはガク片で、5枚が一般的ですが、6、7枚のこともあり、赤みを帯びたものや八重咲きのものも見られます。
中央の黄色みのある花芯がめしべで、その周りの先端が白いものがおしべです。

ニリンソウは、春先に葉を伸ばし、花を咲かせ、実もなりますが、初夏が訪れる前に地上部分が枯れて消えてしまう「春植物」です。
地上部が消えても地下部は生きていて、休眠状態になっています。
秋には翌年の芽を作り始めます。
ニリンソウは種からも増えますが、地下茎を伸ばして横へ横へと広がって増えていきます。

ニリンソウの葉は灰汁が強いので、ゆでてよく水でさらしたものを山菜として食用にできますが、ヤマトリカブトをニリンソウと間違えて食べて食中毒を起こす事件が毎年起きています。花ではっきり見分けられるので、採取するなら花が付いたものだけにします。

山野に自生しているニリンソウは減少しており、地域によっては絶滅危惧の指定を受けています。むやみに採取しないようにしましょう。

ニリンソウの詳細情報

園芸分類:草花、多年草
草丈・樹高:15〜25cm程度
耐寒性:強い
耐暑性:(夏地上部が枯れる)
耐陰性:強い
花色:白
開花時期:3月〜6月

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ニリンソウの育て方カレンダー

出回り時期:通年(販売開始は早春)
植え付け・植え替え:9月下旬〜10月中旬
肥料:4月〜6月

ニリンソウの栽培環境

日当たり・置き場所:
ニリンソウは山野の木陰に咲く山野草なので、落葉樹の下など、木漏れ日のできる場所が適しています。
地上部分がある間は明るい半日陰で管理し、地上部がなくなった後は風通しの良い日陰で管理しましょう。

用土:
山野草用の培養土や、赤玉土に半量の腐葉土を混ぜた土などが適しています。落ち葉が厚く敷き詰められた場所に自生しているので、腐葉土を多めに混ぜ、株元にも敷き詰めておくのがおすすめです。

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ニリンソウの育て方のポイント

水やり:
湿った状態を好むので、土が乾き気味になったら水やりします。
常時水浸しにすると根腐れしてしまうので、適度に湿り気を持たせます。

肥料:
山野草ですが肥料を好むので、植え付け時に緩効性化成肥料を混ぜておき、花後に緩効性化成肥料を少量まいておきましょう。
芽が出てきて花が終わるまでの間、週に1度液体肥料を水の代わりに施肥するのもおすすめです。

病害虫:
ナメクジ・アブラムシ・青虫に地上部分がある間に食害されることがあるので、見つけ次第捕殺します。

ニリンソウの詳しい育て方

選び方:
自生しているものは生育が減少しているものが多いので、山野草を扱っている園芸店から取り寄せましょう。信頼のおける店舗から購入します。春以外は地上部分がなくなっています。

植え付け:
掘り上げて株分けした株の植え付けは、休眠中の秋のお彼岸前後が適しています。
春に地上部があるものを入手したときなど、そのままで秋まで管理して、秋になってから植え付けます。

植え替え・鉢替え:
鉢植えは1〜2年ごとに秋のお彼岸前後に植え替えます。
大株になったものは植え替えの時に株分けしますが、あまり小さく分けずにかたまりを分ける程度にします。

花:
花殻を長くつけていると灰カビ病が出ることがあるので早めに切り取ります。

収穫:
種を採る場合、全体の花が終わるころに残しておいた花から種を採ります。
5月末ごろ、触ると自然に種が取れます。

冬越し:
寒さに強いので防寒処理しなくても越冬しますが、凍結すると枯れることがあるので、腐葉土を厚く敷き詰め、鉢植えは軒下などで越冬させます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど):
採れた種をまいて種から増やすこともできますが、すぐにまいても発芽は翌春で、種から開花するまで4〜5年かかります。
株分けして増やすのが一般的です。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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