伝統工芸

優美な色彩で人々を魅了する九谷焼

2019-06-21

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九谷焼は石川県南部を中心に生産されている色絵磁器です。その歴史は〈古九谷〉と〈再興九谷〉別けられ、古九谷は、元禄文化が始まろうとしていた明暦元年(1655年)に、大聖寺藩直営にて加賀国江沼郡九谷村(加賀市山中温泉九谷町)で始まりました。

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加賀藩は京都や江戸から蒔絵や金工の名工、狩野派の画工も多く招聘し、文化政策にも力を注ぎ、分家した大聖寺藩の九谷焼創成にも大きな影響を及ぼしました。豪放華麗な絵柄と筆使いが見る者を圧倒する古九谷ですが、開窯から約五十年後には突然廃絶の道を辿ります。

そして、その百年後、加賀藩直営で九谷焼再興の先鞭を着けると、以降様々な窯が各地で興り再興九谷の時代に入ります。各窯はその指導者や招聘された画工の好み、または流行によって様々な画風を確立させました。

中でも能美郡寺井村(現能美市寺井町)に生まれた九谷庄三は門弟三百余人ともいわれ、庄三が生み出した〈彩色金襴手〉は海外にも輸出され人気を呼びました。このような流れが明治以降今日に至る多様な九谷焼の源流となっています。

上出長右衛門窯は明治12年(1879年)、九谷焼中興の祖である九谷庄三の出生地、石川県能美郡寺井村に創業しました。
職人による手仕事にこだわり、一点一線丹誠込めて割烹食器を製造しています。深く鮮やかな藍色の染付と九谷古来の五彩(青、黄、紫、紺青、赤)を施し、古典的でありながら瑞々しさを感じられる九谷焼を提案しています。



九谷焼 上出長右衛門窯
http://www.choemon.com/

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