伝統工芸

宮城県の伝統工芸品「白石和紙」をご紹介! 昔ながらの趣がある「鎌先温泉」にも行ってみよう

2019-09-20

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現在使われている一般的な紙と言えば、折り紙を折ったり字を書いたりするメモ紙や、コピー用紙・ノートなどを連想する方が多いのではないでしょうか。
これらの紙は、主に機械を使用して大量生産されています。
しかし、日本には古来より伝わる「和紙」と呼ばれる紙があります。
職人の手作業によって手間暇かけてつくられる和紙は、一般的な紙とは一味違う雰囲気があります。
最近ではほとんど見かけませんが、その歴史ある和紙が宮城県にあります。
今回は宮城県の「白石和紙」についてご紹介させていただきます。
また、白石市には「鎌先温泉」という温泉地もありますので、そちらもご紹介させていただきます。

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江戸時代から続く伝統品「白石和紙」とはどんな紙?

「白石和紙」は、和紙としての品質の高さもさることながら、その丈夫さでも知られています。
紙漉き職人の手で時間をかけてつくられた「白石和紙」は本来の紙としての用途だけではなく、紙布としても活用されます。
紙布とは紙を漉く際に細い糸状にし、それを織物に使用したものです。
縦糸に木綿を使い、横糸に和紙を使ったものが「木綿紙布」で、縦糸に絹、横糸に和紙を使用したものを「絹紙布」と言います。
また、縦糸と横糸の両方を和紙で織ったものは「諸紙布」と言います。
こうして作られた「白石和紙」の紙布は、柿渋や胡桃などの天然染料で染色され、ハンドバックや名刺入れなど、日常で使う小物などにも加工されています。

「白石和紙」と白石城主・片倉小十郎の関係は?

片倉小十郎は、伊達政宗に仕えた武将です。
内政や軍略で伊達家のブレーンとして活躍しました。
関ヶ原の戦いの後、白石城の城主となりました。
もともと、仏教の伝来と共に伝わったとされる紙をつくる技術ですが、日本の風土に合わせて独自の発展を遂げていきました。
東北地方でつくられた和紙は、平安時代に「みちのくの紙」とも言われ、紫式部や清少納言も愛用したとされています。
その「みちのくの紙」の流れを汲んでいるのが「白石和紙」で、片倉家の奨励や保護の下で発展しました。
また、「白石和紙」は伊達政宗に献上する目的でつくられ、発展していったという歴史も持ちます。

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白石市にある「鎌先温泉」で歴史の雰囲気を味わおう!

温泉地はそれぞれの地域の歴史が詰まっている場所でもあり、詳しい歴史はわからなくても、歩いているだけでその時代の人とリンクしているような気分になります。
「鎌先温泉」は「白石紙布」の小物を持ってぶらぶらと散歩したくなる温泉です。
こぢんまりとした雰囲気の「鎌先温泉」ですが、旅館そのものにも味がありますので、日常を忘れてのんびりしたい方におすすめです。

「鎌先温泉」の歴史

「鎌先温泉」の開湯は1428年(正長元年)とされています。
当時この地を草刈りしていた里の人が、鎌の先で温泉を掘り当てたという言い伝えから「鎌先温泉」の名がつきました。
宮城県内には火山がいくつかありますので、当時は火山活動も活発だったのではないかと想像されます。
自噴泉以外の温泉は地面を掘らなければ湧きませんが、鎌の先で到達してしまうくらいですので、たまたま自噴泉にあたったのではないかと推測されます。
数メートルは鎌で掘ったのかもしれませんが、それでも地面からかなり近くを泉脈が通っていたことになります。
火山を起源とする温泉はおよそ50年で入れ替わりますので、現在の温泉と当時の温泉は違うかもしれませんが、そのような温泉の歴史ミステリーに思いを馳せてみるのも面白いのではないでしょうか。

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泉質

「鎌先温泉」の基本的な泉質は、塩化物泉です。
入浴するとピリッとする塩感が残り、ポカポカ感や保湿感が残る人もいます。
硫酸塩泉の成分もふくまれていますので、スベスベ感が残る場合もありますし、成分には鉄も含まれていますので、貧血気味の人にもおすすめです。
ただし、入浴の効果には個人差がありますので、必ずということではありませんのでご了承ください。
詳しい効果や効能などは、温泉施設にある温泉成分分析書等でご確認ください。

まとめ

いかがでしたか。宮城県の伝統工芸品「白石和紙」「白石紙布」と「鎌先温泉」についてご紹介させていただきました。
「白石和紙」と「白石紙布」は、伝統工芸として有名ですが、1度は廃れてしまい、その後復活したという歴史があります。
現在では有名だった紙工房が廃業してしまい、市民グループに継承されているという経緯もあります。伝統を守ると口で言うのは簡単ですが、実際にそれを継承するにはかなりの労力が必要となります。

時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、このような古くから伝わる文化は、なんとか継続していただきたいと思わずにはいられません。
「鎌先温泉」は、その「白石和紙」を生んだ白石市にある温泉です。
一説では伊達政宗も入湯したと言われています。
もともと伊達政宗の家臣でもあった片倉小十郎が居を構えた白石城がある場所ですので、その主君である伊達政宗が訪れたとしても不思議ではありません。「鎌先温泉」に入浴する際は、そんなエピソードを思い浮かべてみるのも面白いのではないでしょうか。

プロフィール
小井 明日香(こい あすか)
福岡県生まれの福岡県育ち
温泉が好きすぎて大分県別府市に移住
最近は全国の温泉地に興味がある
温泉資格の「温泉マイスター」と「温泉シニアマイスター」を持っており、趣味は温泉巡り

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