ガーデニング

ケープ地方、秋の風物詩!一面に咲くブルンスビギア・ボスマニアエ

2019-11-11

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ブルンスビギア・ボスマニアエとは

(instagram ID:debbytenquist)

「ブルンスビギア・ボスマニアエ」という名前を聞いたことがあるでしょうか。
今ガーデナーの間で人気沸騰中の「ケープバルブ」のひとつです。ヒガンバナ科の植物で、夏場、地上部は何もないのですが、秋になると、次第に太い茎を地上に伸ばし、直径20cmほどの大きな球状の花を咲かせます。

日本で見るヒガンバナの花とは大きく違い、そのインパクトに圧倒されます。花色は、ほとんどが赤〜ピンクですが、希少種の白は高額で取引されることもあります。花が終わると、胡蝶蘭や君子蘭に似た幅広の濃い緑色の葉が出てきます。

■ケープバルブとは?
南アフリカ、旧ケープ地方に自生する、珍妙な球根植物のことをケープバルブといいます。
その草姿は、それぞれ個性的で、球根とは思えないほどのインパクトがあり、まるで天然のアート作品のようです。今、一部のマニアの間で大流行しています。また、コーデックス(塊根植物)などの珍奇な植物のことを「ビザールプランツ」と呼ぶこともあります。

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ブルンスビギア・ボスマニアエが見られる場所

(instagram ID:lambertsbaytourism)南アフリカの南西部、ナマクワランド地方から旧ケープ州にかけての乾燥地帯の荒れ地に、短い秋の訪れを知らせる秋雨が降ると、「ブルンスビギア・ボスマニアエ」は一斉に茎を伸ばし、次々に開花してゆきます。土がむき出しの赤茶けた荒野が、ピンク色に染まってゆく風景は圧巻そのものです。人工的に植えられたわけではない、自然がおりなす絶景を見に行きたければ、南半球なので日本と真逆の季節(3月〜4月)に行く必要があります。

■この花の形状のヒミツ
1輪は直径5cmほどの花が、ひとつの茎に数十個集まり、球状に見えている花になります。
なぜこのような形状になっているのでしょうか。花が終わり、種ができると、球状の部分はポッキリと折れて、荒野を車輪のようにコロコロと転がり始めます。
南アフリカの真冬の乾燥した風にあおられて、土ぼこりをあげて遠くまで運ばれたのち、その地に種を落とします。子孫を残すためにインプットされた、けなげで不思議な能力には驚かされますね!

■ブルンスビギア・ボスマニアエの分類
・分類:ヒガンバナ科ストルマリア亜連ブルンスビギア属
・学名:Brunsvigia bosmaniae
・開花:9月〜10月(アフリカでは3〜4月)
・耐寒性:半耐寒性〜非耐寒性(5℃前後まで)
・原産地:南アフリカ

(instagram ID:etwinaslander)

■ブルンスビギア・ボスマニアエの育て方
ブルンスビギア・ボスマニアエのお花、見てみたくても南アフリカまで簡単には行かれませんよね。
そんなときは自宅で育ててみてはいかがでしょう。乾燥地帯の植物です。南アフリカの気候を鑑みれば、その栽培はそんなに難しくはありません。
冬成長型の球根植物で、根が太いので、深鉢で粗めの土に植え付けます。

ヒガンバナ科らしく、秋になると茎を伸ばして開花します。開花後に葉が生長し、冬から春にかけて生長します。落葉し、地上部が全くない状態にあったら乾燥気味に育てます。秋の雨が当たるころになればまた目覚めて花茎を挙げてきます。

種まきから8〜10年、球根がある程度大きくならないと開花しません。開花サイズで購入すれば、早くお花が見られます。開花に体力を使うので毎年咲かない場合が多々あるようです。秋になり土の中から緑の葉が出てきたらその年は咲かないでしょう。気長に育ててくださいね。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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