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奥日光の秋、戦場ヶ原で見られる花。自然散策のすすめ

2019-11-11

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この秋は、奥日光へ出かけてみませんか。
奥日光の中心に広がる『戦場ヶ原』は、お花好きの人にぴったりのハイキングコースとなっています。四季折々の草花が楽しめるほか、湿原には木道も整備されており、ウォーキングをかねた自然散策が楽しめます。近くには、湖や滝などもあるので、特に、夏から秋にかけては、数多くのハイカーたちが訪れる人気のスポットとなっています。
この記事では、戦場ヶ原で秋にしか見られない草花と、周辺のマイナスイオンたっぷりの観光名所をご紹介したいと思います。

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戦場ヶ原とは

『戦場ヶ原』は普通の草原ではありません。栃木県日光市、奥日光の「中禅寺湖」と「湯ノ湖」の間に位置する、標高約1400mの広大な湿原です。元々は男体山の噴火で、川がせき止められることによってできた湖が広がった湿原で、400ヘクタールほどの広さがあります。今では、ラムサール条約に登録され、水鳥や湿地の生態系が国際的に守られています。

「戦場ヶ原」の名前の由来

はるか昔の神代の時代、中禅寺湖の所有権をめぐり、栃木県の「男体山」の神が「大蛇」の姿に、群馬県の「赤城山」の神が「大ムカデ」の姿に化けて、この地で戦いを繰り広げたという言い伝えに由来するそうです。戦場というと、中世を思い浮かべますが、戦国時代のエピソードではないのは意外ですよね。

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奥日光の秋、戦場ヶ原で見られる花1.ワレモコウ

■分類:バラ科ワレモコウ属の多年草
■学名:Sanguisorba officinalis
■別名:酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參など

『ワレモコウ』はバラ科ワレモコウ属の多年草です。源氏物語にも登場することから古くからこの名で呼ばれていたことが分かります。漢字表記では吾亦紅と書くのが一般的ですが、吾木香、割木瓜、我毛紅、など様々な書き方があります。「我もこうありたい」という意味があるという説もあります。

奥日光の秋、戦場ヶ原で見られる花2.トモエソウ

■分類:オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草
■学名:Hypericum ascyron
■別名:巴草、草未央(くさびよう)など

高さ50cm〜130cmに直立します。5枚弁の黄色い花の花びらがねじれたようについており、その様子が家紋の巴に似ていることから、その名前がついたそうです。

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奥日光の秋、戦場ヶ原で見られる花3.シロヨメナ

■分類:キク科シオン属の多年草
■学名:Aster ageratoides var. ageratoides/yomena
■別名:白嫁菜、ヤマシロギク

低地から高山までの半日陰に分布する白菊の仲間で、背丈は30cm〜100cm、直径2cmほどのやや紫色を帯びた白い小花を咲かせます。シロヨメナの花言葉は「隠れた美しさ」また「丈夫」という花言葉もあります。どちらもたくましく野に咲く控えめな美しさに由来するものでしょう。

奥日光の秋、戦場ヶ原で見られる花4.アケボノソウ

■分類:リンドウ科センブリ属の二年草
■学名:Swertia bimaculata
■別名:キツネノササゲ

発芽後、ロゼットで越冬し、翌年秋に開花する二年草で、背丈は50cm〜90cm、直立、枝分かれし開花します。花弁は基部でひとつながりになっており深く5つに切れ込みます。名前の由来は花弁に、夜明けの星空のようなスポットがちりばめられているところから付けられました。

奥日光の秋、戦場ヶ原で見られる花5.テンニンソウ

■分類:シソ科テンニンソウ属の多年草
■学名:Leucosceptrum japonicum
■別名:天人草

背丈100cmにもなる大型のシソ科植物です。広葉樹の下など湿った山地で見られます。葉のふちにはギザギザがあり、花は茎先に穂状に立ち上がります。名前の由来は葉が虫に食いつくされて、レース状になったのを天人の衣に見立てたところから名付けられました。

奥日光の秋、戦場ヶ原で見られる花6.ウメバチソウ

■分類:ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草
■学名:Parnassia palustris
■別名:梅鉢草

葉は茎を抱いて、ひとつの花茎に葉1枚、花ひとつ、梅の花を思わせる直径2cmほどの白い花を咲かせます。日当たりのよい湿った山地でよく見られます。

奥日光の観光スポット

戦場ヶ原の周りで見られる観光スポットをご紹介します。水が豊富な土地なので、滝や川などマイナスイオンたっぷりの癒しの場所が、点在しています。1日で回りきれる距離なので、訪れるハイカーたちを無理なく楽しませてくれます。

■湯ノ湖
「湯ノ湖」は戦場ヶ原の北側にある三岳が、かつて噴火した際に、川がせき止められてできた湖です。自然が豊富でその周辺には、白樺やあすなろの原生林が広がります。湯ノ湖一周ハイキングコースは約1時間で回ることができます。標高1478mですが遊歩道があり、起伏もなく歩きやすいので気軽に楽しめます。

■湯滝
「華厳の滝」「竜頭の滝」と並んで奥日光三大名瀑のひとつ「湯滝」は、湯ノ湖の南にあります。その滝つぼは、間近に見ることができ、迫力満点で人気のスポットです。落ち口や側面からも鑑賞することができ、写真を撮る観光客も沢山います。駐車場と休憩所、コンビニもあり、奥日光散策に立ち寄りやすいスポットです。

■小滝
湯滝ほどのスケールの大きさはありませんが、小さいながらも美しい滝として定評があります。独特のフォルムも魅力の一つで、知る人ぞ知る、隠れた名スポットだそうですよ。湯滝から歩いて15分で見に行ける距離なのもうれしいですね。

■湯川
戦場ヶ原のふちを囲むように流れる川です。湯ノ湖、湯滝、小滝の美しい水が合流し、中禅寺湖まで流れていきます。釣りが趣味の方は、ニジマスなどの川魚のフィッシングも楽しめます。

「戦場ヶ原」観光施設

■日光自然博物館
奥日光の自然や観光地の案内をしています。「戦場ヶ原からこんにちは」というブログで、戦場ヶ原の気温や開花情報などを参考にするとよいでしょう。
博物館入館料、駐車料金、体験ガイド料金はHPを参照ください。

・開館時間:4月1日〜11月10日9時〜17時、11月11日〜3月31日10時〜16時
・休館日:11月〜5月月曜日(6月〜10月無休)(祝日の場合、翌日以降に振り替え)、年末年始
・住所:栃木県日光市中宮祠2480-1
・電話:0288-55-0880
・HP:https://www.nikko-nsm.co.jp/

■戦場ヶ原展望台(三本松園地)
三本松園地には大型バスも泊まれる駐車場があります。お土産屋さんやトイレもあり。戦場ヶ原展望台まで歩いて5分ほどで到着します。

・住所:栃木県日光市中宮祠
・電話:0288-22-1525(日光市観光協会)
・駐車場:無料
・参考サイト:http://www.nikko-kankou.org/spot/10/

■赤沼自然情報センター
戦場ヶ原入口の赤沼無料駐車場内の「赤沼自然情報センター」は戦場ヶ原の情報展示のほか、トイレや休憩スペース、売店などを利用できます。近くにバス停もあります。

参考サイト:http://www.nikko-kankou.org/spot/832/?spn_move

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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