ガーデニング

マツムシソウの育て方

2019-11-15

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学名:
Scabiosa japonica

英名:
Scabiosa

和名・別名:
松虫草、山蘿蔔、輪鋒菊(リンボウギク)

科名:
スイカズラ科(マツムシソウ科)

属名:
マツムシソウ属(スカビオサ属)

原産地:
北海道、本州、四国、九州、アジア

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マツムシソウの特徴

夏から秋にかけて野山で咲く、スカビオサの日本固有種です。
直径5cmほどの薄紫色の花の形状は、外弁は亀裂が入る5枚で、内弁は小さな筒状の花が集合する頭状花です。マツムシ(鈴虫)がなく頃に咲くことからこの名がつけられました。
平地では、冬に芽出しをして越冬し、翌年秋に咲いて枯れる越年二年草ですが、産地では毎年咲くところから、本来は多年草といえます。
色のバリエーションも多く、花期も長い園芸品種のスカビオサは、近縁種のセイヨウマツムシソウを交配したものです。
日本のマツムシソウの変種には「シロバナマツムシソウ」「タカネマツムシソウ」「エゾマツムシソウ」などがあります。

マツムシソウの詳細情報

・園芸分類
多年草(越年二年草)

・草丈・樹高
60cm〜90cm

・耐寒性
強い

・耐暑性
やや弱い

・耐陰性
日なた〜明るい半日陰を好みます。

・花色
薄青紫(白もあり)

・開花時期
8月〜10月

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マツムシソウの育て方カレンダー

・時期
色とりどりの園芸品種は西洋種なので、春から秋まで長く咲きますが、日本のマツムシソウは青紫色か白色の、秋に咲く風情のある花です。主に山野草店で購入できます。近くにないときはネットショップで探すのが便利です。

・植え付け
春か秋に行います。

・肥料
春か秋です。

・開花
晩夏から秋(西洋マツムシソウは春咲きや春秋二季咲もあり)

マツムシソウの栽培環境

・日当たり・置き場所
日当たりを好みますが、本来の自生地はブナ林の岩斜面なので、冬季は日が当たり、夏季は木漏れ日になるような場所で、水はけのよい土地が適しています。家庭で育てる場合は日なたで夏越しは難しいです。鉢植えにし、夏は日陰に移動できるようにしましょう。

・用土
水はけのよい用土で植え付けます。富士砂、軽石、鹿沼土のブレンド用土を自作するか、市販の山野草の用土を使うとよいでしょう。

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マツムシソウの育て方のポイント

・水やり
庭植えでは降雨があれば特に必要ありません。鉢が乾いたらたっぷりやります。

・肥料
成長期は、月に2〜3回水やり代わりに液肥を与えます。

・病害虫
多湿を嫌います。灰色カビ病に気を付けます。

マツムシソウの詳しい育て方

・選び方
園芸店にあるのはほとんど西洋マツムシソウのスカビオサです。日本のマツムシソウはあまり見かけません。
山野草店やネット通販で求めます。「白花マツムシソウ」は普通の青色と違いさわやかで混色にしても素敵です。北国の「エゾマツムシソウ」や高山性の「高嶺マツムシソウ」などは栽培難易度が高くなります。

・植え付け
ロゼットで冬越しした苗は育成期の春に植え付けます。春まきした幼苗はその年には咲きません。
秋に鉢増しや植え替えするとよいでしょう。駐車場など小石がごろごろしているような場所でもこぼれ種で生えてくることを考えると、常に湿った庭土には適していないようです。鉢植えか、ロックガーデンがおすすめです。

・植え替え・鉢替え
庭植えは特に必要ありません。本体は冬に枯れ、こぼれ種で更新していきます。開花サイズのものが越冬したら(多年草)1〜2年に1回植え替えます。

・花
花が終わったら切り取ります。こぼれ種で増やしたい場合は、花後もそのままにしておきます。

・収穫
切り花として使えるほか、晩秋に種子を採取できます。

・冬越し
越年性の二年草(多年草)です。晩秋に芽が出てロゼットで越冬します。

・増やし方
こぼれ種でよく増えます。種まきは晩秋に取りまきか、春にまくとよいでしょう。越冬二年草(多年草)なのでその年は咲きません。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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