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160年の歴史あり!京都府右京区嵯峨のサガギク(嵯峨菊)の観賞スポット紹介

2019-12-05

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嵯峨菊とは、京都嵯峨野で、野菊を品種改良したキク科キク属の多年草で、肥後菊・肥後菊とともに古典菊の一つとなっています。
京都・旧嵯峨御所大本山大覚寺(京都府京都市右京区嵯峨大沢町4)で生まれた繊細な品種で、約160年の歴史があります。嵯峨天皇が、その気品あふれる姿をたいそう気に入られ、門外不出となったことから、嵯峨菊(サガギク)の名前がつきました。

この記事では、嵯峨菊の特徴、正式な育て方、さらに嵯峨菊を鑑賞できる観光スポットをご紹介したいと思います。

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嵯峨菊(サガギク)とは

・学名:Chrysanthemum Grandiflorum cv. Saga
・英名:Saga Chrysanthemum
・分類:キク科キク属の多年草
・開花:11月
・花色:黄・白・朱・ピンク・紫色

花は、普通の菊のような花弁ではなく、長さ10cmほどの糸のように細い管状の花弁を、一輪で50〜80弁ほどつけるのが特徴です。開花時期は普通のキクよりやや遅めの11月で、路地植えで楽しむほか、切り花にして茶花に用いられることもあります。

その育て方や植え方には決まりごとあり

サガギクを本格的に育てるには決まりごとがあるそうです。

1.一鉢に3本
2.高さ2mに仕立てる
3.七五三作り
4.葉で四季の移ろいを現す
などが「いけばな嵯峨御流(さがごりゅう)」の基本とされています。

高さ2mに仕立てるのには理由があります。嵯峨天皇の御代に、離宮からもよく鑑賞しやすいように、普通の菊より背の高い2mに仕立てられた名残が、今も受け継がれているのだそうです。
また、「七五三作り」とは、頂上部に3輪、中ほどに5輪、下方に7輪の花がつくように剪定して調整します。
そして、嵯峨菊は、葉で春夏秋冬を表現するというのです。先端は初々しい春の色に仕立て、真ん中は青々とさせ夏らしく、そして下の葉は黄変させて、秋冬を表現する、ということです。
これらが嵯峨菊展示作品の正式なルールとなっているそうです。

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嵯峨菊の観賞スポット3選

1.大覚寺

旧嵯峨御所大本山「大覚寺」、まずは、本家本元の「大覚寺」でサガギクを鑑賞したいですよね。11月には「嵯峨菊展」が開催され、約800鉢が公開されます。

■施設データ
・参拝:午前9時?午後5時(受付は午後4時30分まで)
・拝観料:大人500円、小中高生300円
・住所:〒616-8411京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
・電話:075-871-0071
・アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約20分
・公式HP:daikakuji.or.jp/

2.祇王寺

鮮やかな緑の苔庭が広がる祇王寺は、大覚寺派の寺院で、旧嵯峨御所大覚寺の塔頭寺院ともなっています。「大覚寺」と合わせて拝観したいお寺です。

■施設データ
・参拝:午前9時〜午後5時(受付は午後4時30分まで)
・拝観料:大人300円・小人(小中高)100円
※大覚寺・祇王寺(2カ寺)共通拝観券あり:600円
・住所:〒616-8435 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
・電話:075-861-3574
・アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩20分、大覚寺から徒歩25分
・公式HP:giouji.or.jp

3.法金剛院

律宗五位山「法金剛院」(通称「蓮の寺」)は関西花の寺、第13番霊場となっています。春の桜から始まり、花菖蒲、アジサイ、夏は蓮が見ごろとなり、嵯峨菊は11月初旬に見ごろとなります。

■施設データ
・参拝:午前9時〜午後4時
・住所:〒616-8044京都府京都市右京区花園扇野町49
・電話:075-461-9428
・アクセス:JR花園駅から徒歩5分
・公式HP:http://houkongouin.com/

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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