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ムラサキシキブの隠れた名所、京都・正覚寺の秋

2019-12-09

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京都、嵯峨野の「正覚寺」は、秋になると境内でムラサキシキブ(紫式部)を鑑賞できる、隠れた名所として知られます。
秋、京都へ紅葉を見に行ったことのある方も多いと思いますが、有名な寺院は観光しても、「正覚寺」に訪れた方は少ないかもしれません。
よくある観光コースからは外れますが、とても落ち着いた雰囲気でおすすめのスポットの一つです。

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ムラサキシキブ(紫式部)とは

・学名:Callicarpa japonica
・別名:、ムラサキシキミ(紫重実)、ミムラサキ(実紫)、タマムラサキ(玉紫)、コメゴメ、コムラサキ(小紫)
・科属:クマツヅラ科・ムラサキシキブ属
・分類:落葉低木
・開花:6月〜7月
・鑑賞時期:9月〜11月
・原産地:日本、朝鮮、中国

秋に、紫色の小さな丸い実が、ふさなりにつく観賞用の植物です。
園芸店でも売られていますが、一般的に「ムラサキシキブ」の名で販売されているものは「コムラサキ」(別名:小式部)がほとんどです。
本家のムラサキシキブは実の付き方がまばらで、ぽつぽつといった感じです。それに対してコムラサキは、木が大きくならず、実がびっしりまとまって付くため、園芸用にはコムラサキのほうが好まれて流通しています。ムラサキシキブの実の白いタイプ「シロシキブ」も人気があります。

竹林の小道を通って「正覚寺」へ

恋愛成就・子宝祈願の「野宮神社」から、竹林の散策路を少し歩いたところにたたずむ「正覚寺」は、浄土宗のお寺です。常に開門されていて、拝観料もいりません。
阿弥陀如来がご本尊として祀られており、嵯峨特有の、落ち着いた開放的な良いお寺だと、観光客の評価も高く、口コミで広がっています。参道から山門にかけて、コムラサキとシロシキブが生い茂り、秋になると見頃を迎えます。

正覚寺から歩ける距離にある「野宮神社」は源氏物語にゆかりのある宮で、伊勢神宮にお仕えする斎王(未婚の内親王もしくは女王)が伊勢へ行かれる前に身を清められたところです。光源氏と六条御息所の別れの舞台として源氏物語の「賢木の巻」に描かれています。(※六条御息所の娘が斎王となり、六条御息所も伊勢に入ったため)
正覚寺に植えられたムラサキシキブと、源氏物語の紫式部にはご縁があるのでしょうか。しかし、源氏物語には植物のムラサキシキブは登場していないようです。

なお、「正覚寺」という名称の寺院は、日本全国に沢山あり、同じ京都府内にもいくつか所在しますので、間違えないように注意が必要です

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寺院データ

浄土宗 正覚寺

住所:〒616-8393 京都府京都市右京区嵯峨野々宮町12
電話:075-861-2981
アクセス:嵯峨野観光線 トロッコ嵐山駅から徒歩2分、嵯峨野線 嵯峨嵐山駅から徒歩12分

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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