ガーデニング

ビナンカズラの育て方

2020-02-20

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■学名:
Kadsura japonica

■和名・別名:
ビナンカズラ(美男葛)、サネカズラ(実葛)、ビンツケカズラ、トロロカズラ、南五味子(生薬名)

■科名:
マツブサ科(モクレン科)

■属名:
サネカズラ属

■原産地:
関東以西の本州、四国、九州及び沖縄、中国、朝鮮半島

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ビナンカズラの特徴

ビナンカズラは関東から西の山や林の中で見られる常緑性のつる植物で、古くから和歌にも詠まれています。
雌雄異株と雌雄同株があり、10cmほどの葉は光沢があります。
夏の終わりに1.5cmほどの花弁がクリーム色、しべの色は雄花は赤、雌花は緑の目立たない花を咲かせ、秋になると、真っ赤な小さな実が数個集まり球状になってつるからぶら下げます。
野趣あふれる秋の風情が好まれ、フェンスや生け垣につるを這わせたり、盆栽に使われたりすることがあります。
かつて高貴な男性がこの樹液を整髪料代わりに使っていたことから「ビナンカズラ」や「ビンツケカズラ」の別名がつきました。

ビナンカズラの詳細情報

■園芸分類
半常緑つる性木本

■草丈・樹高
3m〜7m(つるの長さ)

■耐寒性
普通

■耐暑性
強い

■耐陰性
日なた〜半日陰を好みます

■花色
クリーム色

■開花時期
晩夏

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ビナンカズラの育て方カレンダー

■鑑賞時期
・実の観賞時期:
10月〜12月

■植え付け
3月〜4月

■肥料
3月〜4月、9月〜10月

■開花
8月〜9月

ビナンカズラの栽培環境

※画像はビナンカズラの雌花

■日当たり・置き場所

日当たりのよい場所でよく育ちます。林の植物なので半日陰でも育ちます。関東以西なら庭植えできますが、寒冷地では冬は室内に取り込む必要があるので、鉢植えにしますが、長く伸びるつる性なのでコンパクトに仕立てるなどの工夫が必要です。

■用土

・地植えの場合:
良く耕し、水はけのよいよう、腐葉土などをすき込みます。

・鉢植えの場合:
特にこだわりません。市販の培養土が便利です。

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ビナンカズラの育て方のポイント

■水やり

・地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。日照り続きの時は水やりをします。

・鉢植えの場合:
用土が乾いたらたっぷりと与えます。

■肥料

山の植物なのでやせた土地でも良く育ち、肥料は庭植えでは特に必要ありませんが、鉢植えの場合、春と秋に緩効性肥料を施します。

■病害虫

特にありません。

ビナンカズラの詳しい育て方

■選び方

ポット苗が長尺つる物コーナーにあります。最近では斑入りのものや、ピンクの実のものなども流通します。鉢がしっかり回って、下葉の蒸れや病気などが出ていないものを選びましょう。

■植え付け

3月中旬ごろから4月が適期です。根鉢を崩さないよう植え付けます。

■植え替え・鉢替え

・地植えの場合:
特に必要ありません。

・鉢植えの場合:
2〜3年に1度、3月中旬ごろから4月に植え替えます。盆栽仕立ての場合は毎年植え替えます。

■剪定・花後

つるがどんどん伸びて茂りすぎるので、好みの樹形にするため適宜剪定を行います。適期は2月〜3月です。花がつきにくい長い枝は切り落とします。3芽ほど残して切るとそこに花芽ができます。大きくなると茎が直径2cmほどにまで成長します。

■収穫

・切り花:
楚々とした花や赤い実を茶花に使うことがありますが、長持ちはしないでしょう。

■冬越し

半常緑なので葉が落ちても特に休眠はしませんが、寒さにあまり強くないので、関東以北の寒冷地では冬越しは室内に取り込んでください。関東以西では路地で越冬します。

■増やし方

・挿し木:
5月〜6月に、新枝を切り、水揚げした後に挿し木にします。

・取り木:
6月頃、古い枝の樹皮をはがし、湿らせたミズゴケをまいて、乾燥させないようラップで包み、そこから発根させます。つるの根伏せでも発根します。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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