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【ボランティア団体紹介】特色ある紙芝居の口演を中心に、世代を超えた交流の輪を生み出す〜「グループゆめゆめ」「朗読グループ六楽人」〜

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子どもたちには新鮮に、大人は懐かしい想い思いとともに、年齢を問わず楽しめる紙芝居。
今回は姫路を中心とした中播磨地域で手作りの紙芝居を口演し、世代を超えた交流の場づくりを行っているボランティア団体を2団体ご紹介します。

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自作の「歴史紙芝居」で独自の世界を演じる「グループゆめゆめ」

まず紹介するのは「グループゆめゆめ」。グループ結成は平成21年4月と、すでに10年以上のキャリアを持っています。お揃いの黒いTシャツに赤い帽子をトレードマークに登場すると、まずメンバーの皆さんの元気な雰囲気が周囲を和やかにします。
令和元年9月には口演回数900回を達成し、記念の会を開催。紙芝居リレーパフォーマンスや講演などのプログラムで70人余りの来場者とともにふれあいの時を楽しみました。
「グループゆめゆめ」の紙芝居の特色は、作画もストーリーも手作りの“歴史紙芝居”をメインとしている点にあります。
主な作品は、「黒田官兵衛」「池田輝政」「性空上人と書写山物語」「千姫」「姫路城に棲むという妖怪」「銀の馬車道」「十四の丘の物語(播磨国風土記)」「姫路城よもやまはなし」など姫路や中播磨にちなんだもの。
郷土の歴史を誰にでもわかりやすく伝え、残していくという独自の活動が支持を得ています。

紙芝居文化を発信するイベントも開催

歴史紙芝居だけでなく、子ども向けの紙芝居も手作りし、年齢層に応じたプログラムを多数用意。手遊びや体操、昔遊びなども組み合わせて、来場者と一体となって楽しむ工夫が満載です。
主な活動場所は、幼稚園、小学校、福祉施設、公共施設など。中播磨地域のイベントにも多数出演実績を持っています。
大きな会場では、大型スクリーンに紙芝居を映し出し、会場のすみずみにまで届く迫力あるパフォーマンスを展開することも。
また、平成25年には「紙芝居inはりま」と題したイベントを主催。姫路市内外で活動している紙芝居グループや個人の演者が集まり、口演や手作り紙芝居の展示、「紙芝居のおもしろさと演じ方」と題した講演などを行いました。
同グループの合言葉「広げよう紙芝居 つなげようひろがりの輪」を形にしたこのイベントには、姫路市内の幼稚園児と小学1年生約100名と一般市民約100名が来場し、大盛況となりました。こうした紙芝居文化の発信にも力を入れています。

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「大型紙芝居」で見やすさに工夫を凝らす「朗読グループ六楽人」

「朗読グループ六楽人(ろくがくと)」は、通常の紙芝居の4倍ほどの大きさの画面を用いた大型紙芝居を口演するグループです。ボランティア活動を始める時から、紙芝居を大型にすることは決めていたとのことですが、実際に見てみると、その見やすさがよくわかります。
老人ホームやデイサービスなどの介護施設や保育所などを訪問することが多く、大型サイズは抜群の効果を発揮。作品は自分たちが面白いと思うものを選んで作画しているそうです。レパートリーは30作品以上で、リクエストに応じて演目を決めることもあるとか。
また、演じ方にも特色があり、通常は一人の演者が語ることが多いところを複数で配役を決めて演じています。これは同グループの成り立ちが、朗読講座の仲間が集まってボランティア活動をしようと発足したところによるものでしょう。紙芝居だけでなく朗読も行い、歌や手遊びを加えたプログラムが好評です。

「六人の楽しい人」が作り出す手ごたえのあるひと時

同グループは前述の「紙芝居inはりま」にも出演しており、やはり交流にも意欲を見せています。
グループとしては朗読のスキルを活かして朗読劇にもチャレンジしたいというのが次の目標とのこと。
「六楽人」というユニークなネーミングは、6人でグループをスタートしたところから「六人の楽しい人」の意味を込めて名付けられました。その名のとおり訪問先に楽しいひと時を届け、「また来てね」とお年寄りに声をかけられたり、目を輝かせて見入る子どもたちの表情からやりがいを得ているそうです。
庶民の伝統的な文化として根付いてきた紙芝居は、ボランティア活動を通じて今に活かす取り組みによって新たな生命を吹き込まれているように感じられます。

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文化を守りたい! 世界が動き出している持続的開発目標とは

最近、世界中で地球の環境や人、街や文化をいつまでも持続的に守っていこうとする活動が広がっているのをご存知ですか?
国連が計画した(SDGs=持続的開発目標)は、さまざま様々な角度から地球やみんなの未来を守っていこうとする壮大な計画なのです。

全部で17個のゴール(達成目標)を掲げ、みんなで一歩ずつ達成しようとする呼びかけが広がっていることは、明るい未来を予感させますが、実はそれほど悠長なことは言っていられないほど、今地球は大変な事になっているのです。地球温暖化による自然災害の増加や、超高齢社会の到来は、皆さんもすでに経験されていることと思います。
だからこそボランティアなど社会貢献活動は、いま非常に重要になっているのです。

今回ご紹介した2団体(グループゆめゆめ/朗読グループ六楽人)の活動は、このSDGsの17個の達成目標の中の11番目、「住み続けられるまちづくりを」のなかで目標とされる「世界の文化遺産および自然遺産の保全」「女性・子ども、高齢者および障害者に対し公共スペースへの普遍的アクセスを提供」という項目に貢献する活動です。
団体の皆さんが国連の意志を汲んで活動しているわけではないとしても、未来の地球で幸せに生きたいというみんなの願いをかなえる活動のうちの一つなのです。

趣味時間では個人の団体から企業活動まで、SDGs=持続的開発目標に通じる尊い活動に注目し、皆さんにご紹介することを通じて、啓蒙活動のお手伝いができたらと考えています。

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