ボランティア

【ボランティア団体紹介】ボランティアマジックで夢と笑いを届け、人材の育成にも取り組む 〜「しらさぎマジック研究会」「たぬきクラブ」〜

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大人から子どもまで幅広い人気を獲得しているマジック。
今回は姫路を中心に福祉・介護施設や保育所などを訪問し、マジックを披露する活動を行っているボランティア団体を2団体ご紹介します。

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勉強会や表彰制度で活動をレベルアップする「しらさぎマジック研究会」

「しらさぎマジック研究会」は年間100回にも及ぶボランティア活動を精力的にこなし、入会条件にもボランティア活動を行うことを掲げるなど、その熱意は特筆に値するグループです。
自分たちの演技を、ただのマジックではなく“ボランティアマジック”と位置づけ、活動をスムーズに続けていくためのさまざまな工夫を凝らしています。 まずスキルアップのために月2回の勉強会を定期的に実施。午前中は個人練習の時間とし、新人メンバーを中心とした基本練習などに充てています。午後は本番のシミュレーション。一人ひとりの演技をビデオ撮影し、その日の参加者による意見交換が行われるとのこと。
また、プロのマジシャンを招いて模範演技の披露やレクチャーを受ける試みも行っています。これはほかのマジックグループにも参加を呼びかけ、合同勉強会として実施。地域全体のレベルアップも視野に入れています。
それと並行して、会の役員がプロの元を訪ね、新しい演技や道具について教わって勉強会で紹介するという取り組みも続けられているそう。その向上心は、グループ全体に浸透しているようです。

活動を続けやすくする仕組み作りに配慮

ボランティア表彰制度を持っているのも大きな特徴で、年間5回以上のボランティア活動をしたメンバーはボランティア会員として認定し、総会で認定証を授与するとのこと。さらに回数が最多の人を表彰し、モチベーションアップにつなげています。
また、ボランティア活動の心得を文書にまとめたり、マジックの道具は会で購入して共有したりするといった仕組み作りも万全で、活動を続けやすくする配慮が行き届いています。
メンバーは30人近くいてかなりの大所帯ですが、ボランティアの依頼はすべて受けることをモットーにしているため、メンバーやアシスタントの募集も常時行っています。未経験者でも育成できるシステムを用意している同会らしく、初心者からベテランまで歓迎する姿勢です。

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メンバーが得意分野を研究し切磋琢磨しあう「たぬきクラブ」

「たぬきクラブ」は少人数のグループですが、ベテラン揃い。元々は個人で活動していた人たちが交流会などを通じてグループを結成するに至りました。
メンバーそれぞれに得意分野を持ち、常に新しいネタを研究。グループ内で発表して意見交換を行い技術の向上を目指しているとか。
訪問先はデイサービスが多かったのが、幼稚園や自治会の催し、母親クラブなどからの依頼も増え、対象の幅が広がってきました。それに合わせて、たとえば子ども向けにはリカちゃん人形やぬいぐるみを使った演技を用意するなど、プログラムを工夫しています。
同じ訪問先から再度の依頼があった場合も、同じ演目を繰り返さないように心がけているそうです。

養成講座を開いて人材の育成に力を入れる

同グループも人材育成の必要性を感じ、平成30年から公民館の文化講座で見学会や養成講座を開いています。定年退職後の生きがいづくりや仲間づくりにボランティア活動を推奨し、まずは見学からと希望者を募り始めました。
現在は3ヵ所の公民館でそれぞれ月2回、各2時間の講座を実施しています。1年で20数種類のネタを学び、6ヵ月単位で受講生だけの演技交流会を開いて演技力の向上と親睦を図っているとのこと。
そうした地道な活動が実を結び、講座の受講生で新たなグループを結成。ボランティア活動にデビューするまでに至っています。そのために訪問先の開拓にも力を入れ、福祉・介護施設などにアプローチしているところです。
ボランティアグループにとっての課題のひとつが新規メンバーの開拓。長く活動を続けるほどメンバーが固定化し、高齢化していくというジレンマが生まれます。それを積極的に解決していくための対策を打ち出し、成果を上げているこの2グループの取り組みは、参考にすべきところが多いのではないでしょうか。

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文化を守りたい! 世界が動き出している持続的開発目標とは

最近、世界中で地球の環境や人、街や文化をいつまでも持続的に守っていこうとする活動が広がっているのをご存知ですか? 国連が計画した(SDGs=持続的開発目標)は、さまざまな角度から地球やみんなの未来を守っていこうとする壮大な計画なのです。

全部で17個のゴール(達成目標)を掲げ、みんなで一歩ずつ達成しようとする呼びかけが広がっていることは、明るい未来を予感させますが、実はそれほど悠長なことは言っていられないほど、今地球は大変な事になっているのです。地球温暖化による自然災害の増加や、超高齢社会の到来は、皆さんもすでに経験されていることと思います。
だからこそボランティアなど社会貢献活動は、いま非常に重要になっているのです。

今回ご紹介した2団体(しらさぎマジック研究会/たぬきクラブ)の活動は、このSDGsの17個の達成目標の中の11番目、「住み続けられるまちづくりを」のなかで目標とされる「世界の文化遺産および自然遺産の保全」「女性・子ども、高齢者および障害者に対し公共スペースへの普遍的アクセスを提供」という項目に貢献する活動です。
団体の皆さんが国連の意志を汲んで活動しているわけではないとしても、未来の地球で幸せに生きたいというみんなの願いをかなえる活動のうちの一つなのです。

趣味時間では個人の団体から企業活動まで、SDGs=持続的開発目標に通じる尊い活動に注目し、皆さんにご紹介することを通じて、啓蒙活動のお手伝いができたらと考えています。

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