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【ボランティア団体紹介】ユニバーサルスポーツの普及を通じて障がい者と健常者の交流を図る 〜「チームWeB」「兵庫県ゴールボール協会姫路サークル」〜

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障がい者と健常者、大人と子ども、高齢者など、誰もが参加でき、一緒に楽しむことができるユニバーサルスポーツ。
今回は、その代表的な競技である車いすバスケットボールとゴールボールの普及に取り組む活動を行っているボランティア団体を2つご紹介します。

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車いすバスケットボールの体験交流活動を展開する「チームWeB」

東京パラリンピックでも注目されている車いすバスケットボールは、障がい者限定のスポーツではなく、車いすに乗ることで障がい者も健常者も共に楽しむことができるユニバーサルスポーツ。つまり、この種目における車いすは、野球のバットとグローブやテニスのラケットと同じように、競技のための道具なのです。
「チームWeB」は、車いすバスケットボールを通じて豊かな生活づくりを目指す理念を持った団体です。兵庫県下のクラブチームから選手が集まってチームを結成し、小・中・高等学校を訪問しての体験交流や、定期的に実施している車いすバスケットボール教室で、競技の普及活動に努めています。
同団体では、こうした活動を2001年から続けており、競技の普及ばかりでなく障がい者と健常者の壁を取り払うことに貢献しています。
障がいを持つ可能性は誰にでもあるため、障がい者に優しい街づくりに向けた制度や環境を整える必要性にも着目。障がい者と健常者が地域の中で共に平等な生活をする「ノーマライゼーション」の実現も視野に入れています。

競技の体験を通じて障がい者と共に生活する環境の理解を促進

学校訪問は、毎年40校以上にのぼるとのことですが、参加者全員に車いすの試乗体験をしてもらうそうです。毎月第4土曜日に開催している教室では、現役の選手がコーチを務め、高度な技術を間近に見ることができます。
初心者には車いすの操作から指導してくれますが、競技用の車いすはとても軽量で操作性に優れ、スピードが出てターンもしやすく、通常の車いすとの違いにまず驚きます。体験してみると、誰もが楽しめるということが実感できるのです。
実際、教室では子どもから大人まで、障がい者・健常者、初心者・経験者を問わず、様々な人たちが参加しています。
健常者は、障がい者のこうした活動に触れることでその生活の一端を知り、障がいを持っていてもスポーツや芸術、音楽などいろいろな分野で楽しみを見出したり活躍したりすることができるという生き方を理解していくのです。

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ゴールボールの普及活動に取り組む「兵庫県ゴールボール協会姫路サークル」

一方のゴールボールもまた、健常者と障がい者が共に楽しめるユニバーサルスポーツのひとつです。アイシェードという目隠しをつけ、相手チームのゴールに向かって鈴の入ったボールを転がすという競技スタイルは、視覚障がい者のスポーツとのイメージがありますが、アイシェードによって健常者も同じ条件でプレーすることになります。
「兵庫県ゴールボール協会姫路サークル」は、ゴールボールの普及活動を通じて視覚障がい者が気軽にスポーツに触れ合いながら、健常者とも交流する場を作り出している団体です。
毎月第4土曜日に練習会を開催し、参加者を募っていますが、実は前出の「チームWeB」と同じ日に同じ会場で行っており、ゴールボールの後に車いすバスケットボールと、2団体の活動が続きます。
どちらもノーマライゼーションの実現を目指す考え方に立ち、交流や協力を深めながら活動に取り組んでいるのです。

視覚障がい者に安全な環境を提供し、健常者には新鮮な体験を

ゴールボールの基本ルールは1チーム3人制で、2チームが向かい合って対戦。視覚障がい者を対象としたスポーツは2次元の動きが基本となるため、ボールを転がして相手ゴールを狙います。視覚障がい者の方は、競技の環境が整えられた施設では安心して身体を動かすことができるそう。日常生活の場よりも安全が確保されているため、思い切りプレーを楽しむ貴重な機会となっているようです。
健常者は、視覚を遮るという非日常的な状態でプレーすることにより、通常では味わえない感覚を体験できて新鮮な魅力を発見。初心者の方が多いほど盛り上がったりします。
また、同団体では学校などを訪問して出前講習も実施。ゴールボールだけでなく、ユニバーサルスポーツ全般の普及に力を入れています。
「チームWeB」と同じように、障がい者と健常者が共に生活していくのは自然で大切なことであるとの啓発活動に地道に取り組み、「障がい者スポーツ」という言葉自体が無くなる日を願っているそうです。

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文化を守りたい! 世界が動き出している持続的開発目標とは

最近、世界中で地球の環境や人、街や文化をいつまでも持続的に守っていこうとする活動が広がっているのをご存知ですか?
国連が計画したSDGs=持続的開発目標は、様々な角度から地球やそこに暮らす生き物の未来を守っていこうとする壮大な計画なのです。

全部で17個のゴール(達成目標)を掲げ、みんなで一歩ずつ達成しようとする呼びかけが広がっていることは、明るい未来を予感させますが、実はそれほど悠長なことを言っていられないほど、今の地球は大変なことになっているのです。地球温暖化による自然災害の増加や、超高齢化社会の到来は、皆さんも既に経験されていることと思います。
だからこそボランティアなどの社会貢献活動は、非常に重要な取り組みとなっているのです。

今回ご紹介した2団体(チームWeB/兵庫県ゴールボール協会姫路サークル)の活動は、このSDGsが提唱する17個の達成目標の11番目、「住み続けられるまちづくりを」の中で目標とされる「女性・子ども、高齢者および障害者に対し公共スペースへの普遍的アクセスを提供」という項目に貢献する活動です。
団体の皆さんが国連の意志を組んで活動しているわけではないとしても、未来の地球で幸せに生きたいというみんなの願いをかなえる活動のうちの一つなのです。

趣味時間は個人の団体から企業活動まで、SDGs=持続的開発目標に通じる尊い活動に注目し、皆さんにご紹介することを通じて、啓蒙活動のお手伝いが出来たらと考えています。

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