ガーデニング

ペトレアの育て方

関連キーワード

つる低木で、春から夏にかけて房になって咲く花「ペトレア」はご存じでしょうか。
青紫の濃淡の花が2段になって、まるで造花のような不思議な姿をしています。その美しさに心を奪われますが、これは造花ではなく、本物の天然の植物なんですよ。

こちらの記事では、まるで夢のような珍しいお花、ペトレアの育て方についてご紹介いたします。

スポンサー

ペトレアの分類

■学名:
Petrea

■英名:
Petrea(ペトレア)、Queens Wreath(クイーンズリース)

■科名:
クマツヅラ科

■属名:
ヤモメカズラ属(ペトレア属)

■別名:
サンドペーパーバイン、女王の首飾り

■原産地:
熱帯アメリカ

ペトレアの詳細情報

■園芸分類
半耐寒性常緑低木(つる植物)

■草丈・樹高
1m〜10m

■耐寒性
やや弱い

■耐暑性
強い

■耐陰性
日向を好みます

■花色
紫、青紫、白など

■開花時期
4月〜11月

スポンサー

ペトレアの特徴

中南米原産の、珍しいつる性の花木です。ひとつひとつの花が房になって、まるで藤の花のように垂れ下がります。花色は、青紫や白などさわやかな色で、星形の花が2段になっているのが特徴です。他の植物にはあまりない姿をしており、少し変わった植物といえます。

葉は大き目で、紙やすりのようにザラザラとしているところから「サンドペーパーバイン」の別名があります。また、優雅な房状の花姿から、海外では「女王の首飾り(Queen’s Wreath)」とも呼ばれています。

ペトレアの種類は南米に約30種類ほど存在します。日本で主に流通しているのは「ペトレア・ヴォルヴィス」という品種です。株が充実すると、ツルの長さが10mにも20mにも伸びるといいます。

冬季は落葉しますが、3月になり暖かくなってくると、葉を茂らせて元気に成長してきます。暑さや多湿に強いので、日本の夏の気候にもよく合います。

ペトレアの花

花が二段重なったような姿の花ですが、ペトレアの内側の花自体は、あまり長持ちはせず、咲いたら1〜2日しか持ちません。
実は、外側の花弁に見えるところは、花びらではなくガクなので、花が落ちた後もガクは残り、房状の花が沢山咲いているように見えて、長く楽しめますよ。
種子ができて、ガクが落ちる時、プロペラのようにくるくる回りながら落ちるのも風情があります。種子を遠くまで飛ばすための本能なのでしょう。

スポンサー

ペトレアの種類

instagramID:ebarin88

ペトレアはツルが長くなる植物なので、通販などで購入する場合、小さい苗で届きます。そのため、植え付けた年は咲かないこともあるようです。寒くなると葉が黒くなり、落葉するので「枯れたのでは?」とびっくりしてしまいますが、春になればまた芽吹いてきますので気長に育てましょう。開花株で購入する場合は、つるを誘引した行燈仕立てになっている鉢植えで入手することができますが、大きいので通販だと送料が高くなる可能性があります。

ペトレア・ボルビリス(Petrea volubilis)

商品名「パープルリース」がよく出回ります。高貴な紫色の二段になった花ですが、ボルビリスには色幅があり、外側のガクの色が紫〜白に近い薄い色のものも存在するようです。

ペトレア・ボルビリス・アルバフロラ(Petrea volubilis ‘Albiflora’)

ペトレアの白花です。ガクも白、花も白で、房になり咲くので可憐な姿を見せてくれます。商品名「ホワイトリース」や「スノーグース」などが流通しています。

ペトレアの栽培環境

■日当たり・置き場所
日当たりを好む植物です。日照が足りないと咲かない場合がありますので、しっかり日に当てて育てましょう。中南米の植物なので、高温多湿を好みます。

■用土
保水性のある用土を好みます。腐葉土を多めに混ぜ込むとよいでしょう。冬季は乾かし気味に育てます。

ペトレアの育て方のポイント

instagramID:silverleaf2016

■水やり
・地植えの場合:
降雨があればやらなくてもよいですが、日照り続きなら散水しましょう。夏場は特に水を欲しがります。

・鉢植えの場合:
成長期はしっかりと水を与えます。夏場は高温多湿を好みますが、冬は鉢内が凍らないよう、乾かし気味に育てます。

■肥料
5月〜10月の成長期は2ヶ月に1回、緩効性の置き肥を与えます。また、2週間に1回、規定量で薄めた液肥を与えるとよいでしょう。

■病害虫
ハダニ、アブラムシ、カイガラムシに注意します。また、バッタの食害にあうこともあります。

■植え付け
4月〜6月が適期です。つる性植物なので、支柱で支えましょう。

■植え替え・鉢替え
・地植えの場合:
暖地では特に必要ありませんが、寒冷地では、冬になる前に掘りあげて鉢植えにし、明るい室内で管理したほうがよいでしょう。

・鉢植えの場合:
根詰まりを起こすと花付きが悪くなるので、2年に1回は植え替えします。植え替えの適期は3月〜4月ごろ、成長が始まる前がよいでしょう。

■剪定・花後
つるで伸びますので、伸びすぎたら軽くカットします。枝が伸びた先に花を咲かせるので、強剪定をするなら花後の晩秋がよいでしょう。 ■休眠期
冬になると落葉して越冬します。霜に当てないようにしましょう。春になると新芽が出てきます。庭植えの場合、0℃以下になる寒冷地では冬が来る前に掘りあげて鉢植えにし、明るい室内で冬越ししてください。

■増やし方
挿し木:
剪定した枝先5cm〜10cmを清潔な用土に挿すと根付きます。葉が大きいので、葉からの蒸散を防ぐため、半分くらいに切ると水切れしにくくなります。根っこが出たらポット上げします。

種まき:
ガクの真ん中に種がつくので、種まきもできますが、発芽率は悪いようです。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

スポンサー

植物を探す

花の名前
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

    ▲ページトップ