ガーデニング

シンバラリアの育て方

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『シンバラリア』をご存じでしょうか。
秋まで次々と紫色の小さい花を咲かせるグランドカバープランツです。
『ツタバウンラン』の呼び方で昔からなじんでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。

こちらの記事では、ナチュラルガーデンの縁の下の力持ち的存在、シンバラリアの育て方についてご紹介します。

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シンバラリアの分類

■学名:
Cymbalaria

■科名:
オオバコ科(昔はゴマノハグサ科)

■属名:
シンバラリア属(ツタバウンラン属)

■英名:
Coliseum ivy、Ivy leaved Toadflax、pennywort、Oxford ivy、mother of thousands

■別名:
蔦葉海蘭(ツタバウンラン)、蔦唐草(ツタカラクサ)、海蘭葛(ウンランカズラ)、キンバラリア、コロセウムアイビー

■原産地:
地中海沿岸地方

シンバラリアの詳細情報

■園芸分類
半ツル性多年草

■草丈・樹高
10cm〜20cm
ツルの長さは1mほど

■耐寒性
強い(-15℃ほど)

■耐暑性
強い

■耐陰性
半日陰を好みます

■花色
薄紫、白など

■開花時期
3月〜11月

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シンバラリアの特徴

『シンバラリア』という名前は聞いたことがなくても『ツタバウンラン』という名前ならご存じの方もいるでしょう。日本には大正時代に輸入され、家庭園芸として使われたのち、帰化して増えていきました。

シンバラリアは、オオバコ科の半ツル性多年草で、ほふくして広がるので、主にグランドカバーとして利用されています。
楚々として地味なので主役として使われることはありませんが、赤ちゃんの手のひらのような小さな丸い葉を広げて伸びる姿はかわいらしいものです。

■シンバラリアでワンランク上のガーデンに
この植物は日陰でもよく育ちます。玄関アプローチのちょっとした隙間の緑化や、雑草対策などに植えてもよいでしょう。どんな植物にもよく合うのでガーデンで大活躍します。寒さにも強く、北海道でも育つほど大変丈夫で、初心者にも育てやすいので、お庭の名脇役としてぜひ育ててみてほしい植物です。
石垣やレンガの隙間、寄せ植えの鉢からこぼれるようにつたを伸ばし、花を咲かせる様は、イングリッシュガーデンやジャンクガーデンにもよく合います。シンバラリアを上手に使いこなせれば、無造作風でこなれた感じのワンランク上のガーデンになること間違いなしです。

■シンバラリアの花
薄紫色の小さな花は1cmに満たないほど小さく、ウサギの耳に下唇が出たような形をしています。
ツタが広がるように伸びて、真冬を除いてほぼ一年中ぽつぽつと咲いています。とくに春から夏にかけてよく咲くようです。
シンバラリアとよく似ている花に、「グレゴマ」「メネシア」「サギゴケ」「トキワハゼ」「キランソウ」「カキドオシ」などがあり、シソ科やゴマノハグサ科にも似た花が見られます。

シンバラリアの種類

一般的にシンバラリアあるいはツタバウンランといえば、『シンバラリア・ムラリス』のことをいいます。
薄紫の唇型の小花を咲かせます。葉に斑が入るものもありますよ。また、『パリダ』という園芸品種はシンバラリアの大輪種で、青みかかった葉を持ち、花は一回り大きく目立ちます。
『シンバラリア・スノーホワイト』や『アルビフローラ』」というシンバラリアの白花品種をホワイトガーデンに利用しても素敵です。
どちらの品種もよく伸びて寒さにも強く丈夫です。

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シンバラリアの栽培環境

■日当たり・置き場所
日向〜日陰でもよく育ちますが、半日陰が望ましいです。夏場の強い直射日光は避けたほうがよいでしょう。ほふく性の半ツル植物なので、蒸れると傷むことがあります。

■用土
レンガの隙間などからも生えてくる生命力の強い植物です。用土には特にこだわりませんが、ヨーロッパの植物なので蒸れないように水はけのよい用土がよいでしょう。

シンバラリアの育て方のポイント

■水やり
・地植えの場合:
一度根付いてしまえば、降雨があれば特にいりません。夏場、日照りが続くようなら水やりしましょう。

・鉢植えの場合:
鉢が乾いたらしっかり与えましょう。しかし水の与えすぎは蒸れの原因となりますので、表面が乾いてから与えます。

■肥料
特に必要ありません。ごくたまに、液肥などを与えるとよいでしょう。

■病害虫
特にありません。丈夫な植物です。

■植え付け
3月〜6月、9月〜11月。真夏と真冬を避けて行います。

■植え替え・鉢替え
・地植えの場合:
特に必要ありません。地を這い、自由気ままに伸びてゆきます。

・鉢植えの場合:
根が細いので、植え替えするならなるべく根鉢を崩さずに鉢増しするとよいでしょう。

■剪定・花後
ツルが伸びすぎたらカットして整えます。カットしたツルは挿し芽にも使えますよ。

■休眠期
冬越しは特に心配いりません。寒さに強く、マイナス20℃くらいまで耐えられます。むしろ夏越しに失敗することがあるので注意しましょう。

■増やし方
・種まき:
こぼれ種でもよく増えます。

刺し芽:
カットしたツルを清潔な用土に挿しておけば簡単に根付きます。

・株分け:
勢力旺盛のわりには、株分けは苦手なようです。株の中心ではなく、ほふくしたツルの節から根が生え、地面に根付いているところでカットして増やします。

まとめ

半ツル性のシンバラリアは、ナチュラルガーデンの名わき役として大活躍します。
寒さにも強く、北海道の南部でも育つほどだそうです。こぼれ種であちこちから生え、まるで雑草のようによく伸びるシンバラリア。
勢力が旺盛ですが根が細いので、舗道などに出てきて邪魔な時は簡単に抜くこともできますよ。テラコッタ鉢やジャンクなブリキ缶ともよく合います。
ぜひ育ててみてくださいね。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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