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腱鞘炎の理解から予防のストレッチを解説します

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はじめに

腱鞘炎は手や指への負担が大きくなると発症し、近年ではスマホの使用頻度の増加などにより多くの人が悩まされています。

今回は、腱鞘炎の理解から予防のためのストレッチについて解説します。

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腱鞘炎ってなに?

腱鞘炎の前に腱鞘の理解が重要なので最初に解説します。

腱鞘というのは腱を包んでおり、その形は鞘(パイプ)のように包んでおり、指を曲げ伸ばしでできるのは腱鞘があるからです。

腱鞘炎というのはこの腱鞘と腱が擦れてしまった結果、炎症をおこしている状態のことをいいます。

腱鞘炎になる原因は?

今回は腱鞘炎になる主要な原因について解説します。

1. 長時間にわたってスマホを操作する
2. パソコンを長時間使用する
3. テレビゲームを長時間行う
4. スポーツで手首や指に負担がかかる場合

1. 長時間にわたってスマホを操作する

近年、スマホの長時間の操作が腱鞘炎の原因として多くみられています。スマホを操作する際は人差し指や親指を使って操作しますが、操作時間が長くなるとどうしてもこれらの指に負担がかかってしまいます。

その中でもタブレットや大きい画面のスマホを使用している場合はそれだけ指を大きく動かす必要があるため、負担がかかりやすくなります。

2.パソコンを長時間使用する

パソコンの操作を長時間行う人に関してもスマホと同じく指に負担がかかります。

特にパソコンが得意でタイピングが早く行える人ほど、それだけ激しく腱を動かしていることになるため腱鞘炎になりやすい傾向となってしまいます。

3.テレビゲームを長時間行う

普段の生活においてテレビゲームを長時間行う傾向がある人に関しても注意が必要です。

テレビゲームを行うと長時間コントローラーを操作したり、場合によってはボタンを何度も繰り返し押す場合がありますが、そのような動作を行っていると指にかかる普段が強くなります。

特にテレビゲームを行う場合は片手の親指のみを使う傾向があるため、指への負担はすぐにたまってしまいます。

4.スポーツで手首や指に負担がかかる場合

ボールを投げたり打ったりする機会があるスポーツは手首や指に負担がかかりやすいため腱鞘炎になりやすいといわれています。特に野球やテニスでのボールを打つ際などは手首や指に大きな負担がかかってしまうため注意が必要です。

このようなスポーツをされる方は負担をかけすぎないように休息日を入れながらスポーツを楽しむことが重要です。

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腱鞘炎は2種類に分けられる

腱鞘炎というのは下記の2つに大きく分けることができます。

1.ばね指
2.ドケルバン病

1.ばね指

自由に指を動かすためには屈筋腱という腱と靭帯性腱鞘という腱の浮き上がりを抑えるものの中を行き来することによって指を自由に曲げ伸ばしすることができます。

ばね指とは弾発指とも呼ばれており、何かが原因で腱鞘炎になってしまい腱鞘が腫れて厚くなってしまうとスムーズに腱が行き来せずに指が曲がったまま伸ばしにくくなります。

そのため、曲がったままの指を戻そうとしても、無理に力を入れると、腱の引っ掛かりが外れて腱が腱鞘を通る瞬間に、カクンと跳ねるように指が伸びる症状がみられるのが特徴です。

2. ドケルバン病

ドケルバン病は狭窄性腱鞘炎とも呼ばれています。ドケルバン病とは短母指伸筋腱・長母指外転筋腱という親指と手首をつないでいるこれら2本の腱が炎症し発症してしまい手首の使用で特にしぼる動作を繰り返し行った後に生じてしまいます。

ドケルバン病の症状としては親指側の手首と親指の付け根付近がうずくような痛みが生じ、動かすと痛みが強くなってしまいます。また、症状が重い場合は力が入らなくなってしまったりします。

腱鞘炎にならないためのストレッチ

腱鞘炎というのは炎症のため、発症してしまったら安静や冷やすことが効果的になります。しかし、普段から下記のような手首や指のストレッチを行うことにより腱鞘炎を予防することができます。

1. 手首のストレッチ

普段の生活において手首というのはさまざまな動作とともに動くため知らない間に負担がかかっている場面があるため、普段からのストレッチが非常に重要になります。

1. 腕を身体の前まで上げて肘を伸ばします
2. 反対側の手で手の平を軽く引くようにします
3. 手首の伸びを感じたら20〜30秒程度ストレッチを行います

2. 指のマッサージ

指のマッサージに関しては親指の付け根や手の平の外側をほぐします。親指自体は日常生活において最も使用頻度が高い指となっており、実際に腱鞘炎においても親指に痛みが出る人も多くみられます。

・親指の付け根

手の平側で親指の付け根の厚みのある部分に対してマッサージを行っていきます。マッサージを行う際は同じ場所のみを行うのではなく、押したり回したりしてさまざまな場所に対してマッサージを行います。

・手の甲側

親指の側のマッサージの次は手の甲側のマッサージを行い、親指と人差し指の間に指を置いてマッサージしていきます。

このマッサージも親指の付け根を同じように押したり回したりしてさまざまな場所に対してマッサージを行います。

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さいごに

腱鞘炎というのは手や指を使う頻度が高くなった現在では非常に多くの人にみられる症状となっています。

腱鞘炎というのは予防することが重要になってくるため今回解説したストレッチやマッサージを実施し、筋肉への疲労を軽減することが重要になります。

【経歴】
野田 政誉士
(理学療法士、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級)
約10年前に理学療法士の資格を取得し、病院に勤務。急性期・回復期・生活期までの病期を経験するものの主に回復期リハビリテーション病棟にて臨床業務を実施。
現在は管理職として勤務しており、臨床業務だけではなく管理業務の両方を行っており、病棟の知識だけではなくの知識だけではなく、在宅への介入やマネジメント業務にも力を入れている。

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